世界でもかなりたくさんのノーベル賞受賞者を輩出している日本ですが、未だに受賞者が存在しない分野もあります。それが経済学賞です。
ただしこの経済学賞という分野は、少し特殊な分野でもあります。物理学賞、化学賞、医学生理学賞、文学賞、平和賞は全てノーベル賞の創始者であるアルフレッド・ノーベルの意志によって設けられた分野ですが、経済学賞のみそうではないのです。
ノーベル経済学賞の正式名称は「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」といいます。スウェーデン国立銀行の設立300周年記念に、銀行がノーベル財団に働きかけて設立した、特殊な賞なのです。
つまり、問題のある言い方になるかもしれませんが、他の賞よりも価値の低い賞ともいえます。ノーベル賞なのにノーベルが無関係なのですから。
そんなノーベル経済学賞のみ日本人が受賞できていない、というのは、あまり気に病む(?)ことではないのかもしれませんね。偉大な他の賞を数多く受賞しているのですから。

世界で最も栄誉ある賞ともいわれるノーベル賞。さて、気になるのはやはり、「日本人の受賞者は何人いるの?」という部分ではないでしょうか?結論から言うと、日本人受賞者の数は22人です。
受賞者を受賞順に挙げてゆくと、物理学賞の湯川秀樹博士、同じく物理学賞の朝永振一郎博士、文学賞の川端康成氏、物理学賞の江崎玲於奈博士、平和賞の佐藤栄作首相、科学省の福井謙一博士、医学生理学賞の利根川進博士、文学賞の大江健三郎氏、化学賞の白川秀樹博士、化学賞の野依良治博士、物理学賞の小柴昌俊教授、化学賞の田中耕一氏、物理学賞の何部陽一郎氏(アメリカ国籍)、物理学賞の小林誠氏、物理学賞の益川敏英氏、化学賞の下村脩博士、化学賞の鈴木章氏、化学賞の根岸英一氏、医学生理学賞の山中伸弥教授、以上です。こんなにいるんですね。
ノーベル賞受賞者の数を国別にランキングすると、一位はやはりアメリカです。2位であるイギリスに圧倒的な差をつけての1位となっています。続いてイギリス、ドイツ、フランス、スウェーデン、スイス、ロシアと欧州諸国が続きます。日本は8位となっているのです。
しかし日本の8位というランキングは、数字以上の価値があるといわれています。湯川秀樹が日本人として初めてノーベル賞を受賞したのが第二次世界大戦後、つまり全ての受賞者が第二次世界大戦以降の受賞なのです。それでこの順位というのは驚異的といえます。欧米以外では圧倒的に一位ですしね。