平和への貢献度が評価されて送られるノーベル平和賞ですが、日本人で受賞したのは歴史上1名のみです。その1名が誰なのか、ご存知でしょうか?答えは元内閣総理大臣、佐藤栄作です。
佐藤栄作がノーベル平和賞を受賞した際に決め手となったのは、非核三原則の制定など核兵器関連の功労と、沖縄返還への功労でした。
しかし、佐藤栄作のノーベル平和賞受賞は後に論争を生む結果となります。彼の死後、沖縄返還にあたってアメリカとの間に有事に核を持ち込むという密約を交わしていたことが明らかになったのです。
つまり簡単に言うと、佐藤栄作という人物は核武装論者だったということです。ある意味で沖縄をアメリカに売った人物とも言えるでしょう。
歴史家のオイビン・ステネルセン氏は、「佐藤氏を選んだことはノーベル賞委員会史上最大の誤りである」と言っています。
漫画家の赤塚不二夫氏は「天才バカボン」の作中で「佐藤栄作がノーベル平和賞を受賞したことで世の中を信じられなくなった」と言っています。

文豪に与えられる最高の栄誉の一つともいえるノーベル文学賞ですが、日本人で受賞した人物は二人だけです。22人ものノーベル賞受賞者を輩出している日本としては、かなり少ない受賞者数といえるでしょう。
日本人で初めてノーベル賞受賞者を受賞したのは、受賞したのは「雪国」「伊豆の踊子」などで日本人の心情を描いた川端康成です。1968年のことでした。続いての受賞は「個人的な体験」「万延元年のフットボール」などで現実と神話の混合する独自の世界観を想像した大江健三郎です。これが1994年でした。
1968年から1994年まで、かなりの期間日本人はノーベル文学賞を受賞していませんでした。そして1994年から現在に至るまでの20年間も、受賞者は現れていません。
日本人の文学は世界的にも独特の世界観を持つといわれています。しかしその反面で、日本人以外には理解しがたい部分もあるのかもしれません。今後も日本人のノーベル文学賞受賞者が現れることに期待したいところですね。

日本になにかといちゃもんをつけてくる国と言えば、お隣の某国ですよね。同じモンゴロイドで、同じ国土面積の小さな小国ながら、生活水準、技術力、経済力など、国力に直結するようなあらゆる分野で自国の上を行かれてしまうのですから、嫉妬もするのでしょう。
そんな某国は、日本のノーベル賞受賞にもいちいちチャチャを入れてくるようですね。かつて中村教授がノーベル賞を受賞した時、「中村教授は日本生まれ、日本育ちではあるけれど、現在の国籍はアメリカだ。今回の受賞で日本出身のノーベル賞受賞者が19人、日本国籍者は17人となった。」などと中央日報で報じたそうです。
なんかもう、相手にするのもバカバカしい内容ですね。程度が低すぎる。そんなどうでも良いことをわざわざ記事にするなんて、よほど平和でニュースのない国なのでしょう。ちなみに某国のノーベル賞受賞者は一人か二人です。ノーベル賞といっても、自国でのニュースがないのだから仕方ないかもしれません。でも、日本国籍者17人て書いてて、悲しくならないのでしょうかね。自国は片手の指ですら余る程度の受賞者数なのに。

世界でもかなりたくさんのノーベル賞受賞者を輩出している日本ですが、未だに受賞者が存在しない分野もあります。それが経済学賞です。
ただしこの経済学賞という分野は、少し特殊な分野でもあります。物理学賞、化学賞、医学生理学賞、文学賞、平和賞は全てノーベル賞の創始者であるアルフレッド・ノーベルの意志によって設けられた分野ですが、経済学賞のみそうではないのです。
ノーベル経済学賞の正式名称は「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」といいます。スウェーデン国立銀行の設立300周年記念に、銀行がノーベル財団に働きかけて設立した、特殊な賞なのです。
つまり、問題のある言い方になるかもしれませんが、他の賞よりも価値の低い賞ともいえます。ノーベル賞なのにノーベルが無関係なのですから。
そんなノーベル経済学賞のみ日本人が受賞できていない、というのは、あまり気に病む(?)ことではないのかもしれませんね。偉大な他の賞を数多く受賞しているのですから。

アルフレッド・ノーベルが遺言により、人類に貢献した人物に遺産を分け与えるとしたことがノーベル賞の始まりです。その際にノーベルは5つの部門に分野を分けました。物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、そして平和賞です。
ノーベル平和賞は文学賞と同じく、物理的な意味で人類の生活向上に直接貢献した人物に与えられる賞ではありません。人類の平和に貢献した人物に与えられる賞です。平和は直接的にではなくとも人類の生活水準を向上させるものですし、なにより平和は人類最大の宝ともいえます。ノーベル平和賞は、ある意味で世界最高の栄誉なのです。
ノーベル平和賞はアルフレッド・ノーベルが「国家間の友愛関係促進、常備軍の縮小や廃止、平和のための会議や促進に最も貢献した人物に与える賞」として設けた分野です。しかし選考委員会の解釈は国際平和のみではなく、人権擁護や民主化、保健衛生や慈善事業、環境保全といった広い意味での平和と解釈しており、実績もさることながら受賞した後への期待も評価に含まれています。
ノーベル平和賞は受賞者もかなり著名な人物が多いのも特徴です。アフリカ系アメリカ人公民権運動の指揮者である「キング牧師」、神の愛の宣教者会創立者として、貧しい人々への献身的な平和活動を行った人物として知られる「マザー・テレサ」、史上初のアフリカ系黒人のアメリカ合衆国大統領「バグラ・オバマ」などです。他にもダライ・ラマ14世やアウンサンスーチー、国境なき医師団、赤十字国際委員会なども受賞しています。

ノーベル賞の中でも少し異質なのが、ノーベル文学賞です。その名の通り、もっとも傑出した作品を創作した人物に与えられる賞ですが、いったいノーベル文学賞のなにが異質なのか、お分かりでしょうか?
ノーベル賞とはそもそも、アルフレッド・ノーベルが「人類のために貢献した人物に自分の財産を分け与える」という意味で創始した賞です。この「貢献」とは、どちらかと言えば物質的な貢献というニュアンスが強く、自然科学分野がもっとも価値のある分野と言われています。ただし経済学賞を除いた五部門は全て、ノーベル自身が設けた分野となっており、ノーベル文学賞もノーベル自身が設けた賞であることは間違いありません。
しかし、文学は人類の生活水準の向上に直接かかわる分野ではありません。物理学、化学、生理学、医学は全て、人類の生活水準の向上に直接関係する分野です。平和賞も他の分野と比較するとかなり特殊ですが、平和なくして生活水準の向上などありえません。では文学はどうでしょう?文学は人間の心を豊かにします。しかし物理的に人間の生活水準に関わるような分野ではありませんよね?
ではなぜ、ノーベル文学賞が存在しているのでしょうか?理由は非常に簡単です。創始者であるアルフレッド・ノーベル自身が文学を愛していたからです。少年時代から晩年まで、文学熱が冷めることはなかったと言われています。もし音楽や絵画を愛でていたならば、ノーベル芸術賞となっていたかもしれませんね。

ノーベル賞の自然科学分野とは、文学賞と平和賞を除いた分野です。物理学賞、化学賞、医学生理学賞の3分野で、自然科学3部門とも呼ばれます。
この自然科学分野とは、まさにノーベルの意志に合致する分野ともいえます。人類のために最大たる貢献をした人物に賞を与えるというのが、そもそもノーベル賞の始まりなのですから。それ故に、自然科学分野はノーベル賞の中でも最も栄誉ある賞と言われています。
ノーベル物理学賞は物理学の分野において重要な発見を行った人物に与えられる賞で、史上初の受賞者はあの「ヴィルヘルム・レントゲン」です。X線の発見者として有名ですよね。他にもキュリー夫人、アルベルト・アインシュタインなど、そうそうたる人物たちが受賞しています。
ノーベル化学賞は化学分野において重要な発見や改良を成し遂げた人に与えられます。こちらもキュリー夫人(物理学賞と2部門を受賞)などが過去に受賞しています。
そしてノーベル医学生理学賞は生理学、医学の分野で最重要の発見を行った人物に与えられる賞です。有名どころだとペニシリンのアレクサンダー・フレミングなどが受賞しています。
そんな自然科学分野のみを抜き出して国別のランキングにすると、1位はやはりアメリカとなります。圧倒的な不動の1位です。次いでアメリカ、ドイツ、フランス、そして5位に日本となります。日本は22人の受賞者のうち、19人が栄誉ある自然科学分野の受賞となっているのです。

世界で最も栄誉ある賞ともいわれるノーベル賞。さて、気になるのはやはり、「日本人の受賞者は何人いるの?」という部分ではないでしょうか?結論から言うと、日本人受賞者の数は22人です。
受賞者を受賞順に挙げてゆくと、物理学賞の湯川秀樹博士、同じく物理学賞の朝永振一郎博士、文学賞の川端康成氏、物理学賞の江崎玲於奈博士、平和賞の佐藤栄作首相、科学省の福井謙一博士、医学生理学賞の利根川進博士、文学賞の大江健三郎氏、化学賞の白川秀樹博士、化学賞の野依良治博士、物理学賞の小柴昌俊教授、化学賞の田中耕一氏、物理学賞の何部陽一郎氏(アメリカ国籍)、物理学賞の小林誠氏、物理学賞の益川敏英氏、化学賞の下村脩博士、化学賞の鈴木章氏、化学賞の根岸英一氏、医学生理学賞の山中伸弥教授、以上です。こんなにいるんですね。
ノーベル賞受賞者の数を国別にランキングすると、一位はやはりアメリカです。2位であるイギリスに圧倒的な差をつけての1位となっています。続いてイギリス、ドイツ、フランス、スウェーデン、スイス、ロシアと欧州諸国が続きます。日本は8位となっているのです。
しかし日本の8位というランキングは、数字以上の価値があるといわれています。湯川秀樹が日本人として初めてノーベル賞を受賞したのが第二次世界大戦後、つまり全ての受賞者が第二次世界大戦以降の受賞なのです。それでこの順位というのは驚異的といえます。欧米以外では圧倒的に一位ですしね。